鬼平犯科帳(21)[コミック]の解説です

鬼平犯科帳(21)[コミック]

恐るべき雲竜剣の遣い手が火盗改メに襲いかかった。
 二名の同心が殺され、平蔵も襲われたが間一髪で助かった。
 その後、牛込若松町で起きた薬種屋・長崎屋の皆殺しの畜生ばたらきの中に、雲竜剣の斬りあとがあった…「雲竜剣走る」他1編を収録。
火付盗賊改方同心・木村忠吾に縁談があり、平蔵が仲人に立つこととなった。
 忠吾は妻となるおたかに惚れ込んでいたが、一度でいいから「吉原」に行ってみたいという欲望に勝てず、足を踏み入れる。
 幕府から公許を得た御免色里で、忠吾は放火事件に巻き込まれて…「火つけ船頭」他1編を収録。
雑司ヶ谷の鬼子母神参道にあるなじみの料理屋まで遠出をした平蔵は、かつて自分が弟のようにかわいがっていた滝口丈助の姿を見かける。
剣一筋で生真面目な丈助が、昼間から女性と料理茶屋にいるとは何かあるのではと睨んだ平蔵は調査をはじめるが…「おれの弟」他1編を収録。
「狢の豊蔵」という盗賊の頭の弟、稲荷の金太郎が東海道筋の色街・品川に現われたという。
 彦十は後を尾け、狢の豊蔵一味の“盗人宿”と思われる大黒やを見つけ出す。
 翌朝早速出張った彦十たちだったが、大黒やの見張りに丁度良いと訪ねた仏具屋の主人が実は大盗賊だった…!? 「見張りの糸」他1編を収録。
三ノ輪の外れの“どんぶり屋”という飯屋では、めっぽう安く、美味くて飯は食い放題、おまけに無宿人や病人など貧しい人々にはただで雑炊を振舞っている…江戸で大評判になった店だったが、怪しいとにらんだ平蔵は客になりすますため、汚れ浪人者の格好をして三ノ輪を訪れたが…「土蜘蛛の金五郎」他1編を収録。
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